2021/04/20 19:31

小さい時、長期休みに入ると
数日間祖父母の家に泊まりに行っていました。
父方の祖父母の家は都内にありました。
実家が田舎の私は、
祖父母の家に遊びに行くと
ハイカラな遊びができるのが嬉しくて
いつもワクワクしていました。
今思うと、
都内といっても北区なので
赤羽などのかなり渋いコースを
幼少期に楽しんでいたのですが。笑
実家のある町は駅もなければ
チェーンの飲食店もほとんどないので、
北区といえどもとても都会的な
魅力に溢れていました。
中でも楽しみだったのが、
百貨店の中にある
不二家レストラン。
その頃から甘党の私は
3食スイーツでもよいくらいなのですが、
あたりまえに、そんなの許されません。
ただ、おばあちゃんと不二家にいくと
お昼ご飯にホットケーキを頼んでも、
怒られないのです。
幸せでした。
(性格まで甘ったれです)
それともうひとつ嬉しかったのは、
大人と同じ銀のナイフとフォークで
食べられること。
幼児用の食器が提供されなくなって
大人と同じお洒落な銀のカトラリーを使えるようになった時、
おねえさんになったようで
とても嬉しかったのを覚えています。
見様見真似でナイフを使い、
背筋を伸ばして食べる
不二家のホットケーキは格別でした。
この三越のカトラリーセットを見ていると
そんな思い出を呼び起こしてくれます。